「北海道森林管理局長との意見交換懇談会」が開催されました

5月16日に北海道森林管理局長と局幹部の方々をお招きして意見交換を行いました。


私ども木材業界は、新型コロナのパンデミックにより世界的に原木生産・木製品生産が減少し、結果、木材不足と木材高騰、所謂「ウッドショック」が発生し、日本の住宅建築や家具生産に大きな障害が起こっております。

その打撃が癒えぬ中、今年2月にはロシアがウクライナに侵攻し戦闘状態となっていて国際社会はロシアに対し経済制裁を発動、戦闘が長期化するにしたがって、制裁はより強いものとなっています。

このような中、木材産業は輸入木材の主要先であるロシアからの木材・木製品の輸入が禁止され、需給バランスが大きく崩れ、そこに円安が追い打ちをかけ「第二次ウッドショック」と言われる事態に見舞われています。頼りは国産材ですが、北海道の木材収穫量は増産されておらず、このままでは原料不足で工場稼働や事業継続に大きな支障が出る恐れがあります。


さらに原油価格高騰や人手不足などの諸問題があり、これら業界の現状を速やかにお伝えすべく、「北海道森林管理局長との意見交換懇談会」を行いました。出席者からは忌憚のない意見や要望が出され、今後の国有林材の安定供給をお願いしました。