「第1回 エゾマツ・トドマツ対策委員会」が開催されました

2021年12月15日 北海道木材産業協同組合連合会主催の「第1回 エゾマツ・トドマツ対策委員会」が開催されました。

 道内各地域から12名の委員が出席、また 森林管理局佐藤企画課長、道庁木材産業担当宮谷課長、道庁林業木材課上野課長補佐、道庁道有林課岩崎課長をオブザーバ-としてご出席いただきました。

 現在、木材業界では一昨年より続く新型コロナの影響でアメリカ・カナダ・ヨーロッパなどから輸入していた建築用木材や合板などが、海外産地でのコロナ再拡大で、人手不足に拍車がかかり、原木伐採やトラック輸送、さらには工場の生産も鈍化しています。
 またコンテナ不足が慢性化して、日本向けが手配しづらく、原油の高騰によって運賃の急上昇を招いています。

 こうした中、大手木材商社や大規模工場は一斉に木材手当てに走り、道内工場もあおりを受け製材の注文が増え、それに対応すべく、工場の生産量を上げています。
 しかし、原料の仕入れが間に合わず、原料在庫が例年になく低位となっていて原木確保に苦労しています。原油価格の高騰も輸送費のアップや乾燥コストを押し上げています。

 各委員からは各地域の現状と問題点が報告され、皆一様に原木不足となっていて、今後の木材製品の動向や原木価格上昇など直面する事態にいかに対応していくか意見交換されました。

最後に国や道に対して原木の安定供給をお願いし閉会し